中国・内モンゴルの詩人 ボヤン氏の随筆・詩集を緊急発刊するファンドを作る
最近、俳優になった宮崎学である。
ファンからの要請が多いので撮影風景を紹介しておこう。
これが刑事役で捜査令状を見せておるわしである。

名演技であることがわかるか?「目つぶってる」って?アホ、あいとるわい、ようみてみい。
さて、んなことはどうでもええ。今日のメインテーマは「電脳キツネ目組緊急出版」や。
電脳キツネ目組兼檸檬屋専属詩人のボヤン・ヒシグくんがこの4月に帰国する。
ボヤンくんは、モンゴルの詩人で、7年前日本にきて、ずっとバイトしながら大学院をでて修士号をとった。たしか、論文は鮎川なんとかの研究とかいう、わしもようしらん日本の詩人についてであった。ところが、日本の政府は、「もう1年勉強したい」と本人がゆうとるのに、追い出そうとしよったから、わしが保証人みたいなことをやって、この1年、日本で勉強をつづけることができた。たいしたことしたわけやないけど、わしに感謝してくれておる。で、わしは、もっと日本におりたければいくらでも就職ぐらい世話するでえ、ゆうたけど、本人が帰国を希望しておるし、かあちゃんとも7年も別々に暮らしてお子さんも12歳とかいうから、しゃあない。
で、どうせ帰国するなら、その前に、日本印象記、体験記を書け、というた。その原稿がこのほどできてきて、よんだんやけど、びっくりした。ものすごいええもんである。わしは、あまり詩的な男ではないが、そのわしが感動してまうというような文章であった。
電脳キツネ目組の何人かにもよませたが、あのゼニもーけのテンサイ金融詩人犬尾守が「涙でてきまんなあ」ゆいよったし、おなじく金あまっとる蛸屋傳右衛門も感動して手紙よこしよった。こないな海千山千の鬼のようなやつらだけやない、檸檬屋のオヤジも、その客の荒川洋治も感動しておったのだ。ついでやけど、檸檬屋のオヤジというのはただののんだくれのダメオヤジみたいにみえても、無名時代の荒川洋治の最初の詩集を自分のゼニでだしよった,えらいとこもあるんや。まあ、一生に一度ぐらいは誰でもええことするがな。
で、わしは、これを出版する。出版社紹介とかしたてら、ボヤンが滞在している間に間に合わないので、電脳キツネ目組でやる。
さいわい、組員のコウモリ男爵はプロの本編集者やし、そのまた知り合いに原田英治くんという「出版界の突破者」を目指す出版人がおる。かれらがつくった予定表はこうや
3月24日に見本ができると仮定して逆算
3月21日に製本開始
3月15日に刷版・印刷開始
3月14日に青焼校了・下版
3月13日に青焼
3月8日に本文データ入稿
この原田くんのアイデアで、必要経費を電脳キツネ目組ファンドとして募集する。
大体、本一冊の経費というのは300万円、増刷経費を見込んで500万円もあればよい。
このぐらいのゼニは、わしが、ちょと脅・・・いや、お願いしたら(^^;)、そのぐらい出すやついっぱいおるけど、わしはボヤンさんの本をそういうゼニでだしたくないのである。
で、原田くんが「一口10万円のファンド組みましょう。ボヤンさんは原稿料の分を出資、蝙蝠さんは編集労働を出資、わたしも販売経費を出資、という形で、初版4000部、分をだして、それ以上に売れたら配当する、という形でどうです」という提案をしてくれた。
一口10万円。本が増刷になったらこれが20万円とか、それ以上にになって戻ってくる。これはおもろい。
わしの本は、ほっといてもまあ、最低3万部ぐらいは売れるのだが、こういう世の中だから、ほんとうにええ本は売れないかもしれない(^^)。リスクはある。しやけど、いまどき、100万円銀行にあづけても1200円しか1年に利息つかへんから投資としても引き合う、ちゅうわけや。
募集50口、といいたいが、この話をきいて「ほならだしまひょ」というんがおってすでに20口分は埋まってしもたから、あと30口やな。
ボヤンの文章を一部紹介する。なお、原田くんはインターネット出版社を経営しているので、そのうち彼のホームページでも紹介してくれることになっとる。そこで立ち読みもできるようにする。また、出資者には、金融詩人犬尾守特製電脳キツネ目組ペンダント(銀製天然サファイア入りこぎつね付)を出資記念章としてお渡しする。
もうしこむやつは、まず、ボヤンの文章をよんでみてくれ。
2000/2/22 宮崎 学
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ポヤン ヒシグプロフィール
一九六二年10月1日、中国内モンゴル自治区に遊牧民の長男としで生まれる。
一九八五年、内モンゴル大学モンゴル言語モンゴル文学科を卒業。
一九八五年から一九九二年まで北京民族出版社に勤める。
一九九二年来日。二年間目本語学校に通い、一九九四年、法政大学大学院日本文学專改修課程に入り、一九九八年修了。修士論文文のは『,鮎川信夫の詩の暖味性』。詩集に『片方の月』ーモンゴル語一などがある。
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